ツアー5日目はBøvra(ベーブラ)川。"ø"という文字はノルウェー語独特ですね。
氷河の水が半分混じっていて冷たいよ、という話だったので、今日はインナーをしっかり着込んで。ノルウェーというと、相当に冷え込んで、水も冷たいもの、と覚悟してダウンジャケットまで持っていったのですが、7月末のこの時期なら案外半袖で過ごせますし、川でも上下ドライであれば、薄いインナー一枚で大丈夫。マーシャスのホットカプセルなど着ると、少し暑いくらいでした。



ランチを食べてから出発。


出だしは湖のように広く緩やかで、今日は楽勝?なんて思ったら、大間違い。ビッグウエーブのハイウォーター、ホールがたくさん待ってました。エディラインも強烈で、とり逃したら次の瀬が始まってしまうので、緊張の連続でした。


本日のイントラはヤコブとスピロス。
途中の瀬で、先頭のヤコブがホールに捕まって沈。すぐ後ろのリフも沈、そして脱。その後ろに続いていたわたしは、ヤコブの沈を見て、「えー!勘弁してー!」と思いながら、危うく回避。ガイド、イントラといえども他人を信じちゃダメ。自分で広く先、先を見てルートを見つけていかなくちゃ、と再認識したのでした。
後で聞いたところによれば、ヤコブはこの川を下るのがまだ2回目だったとか。初回は前週のG17ツアーで。しかもその時は全然水量が少なかったので、「今回はまるきり別の川!」だったそうです。じゃーまーしょうがないね。
2ヵ所ポーテージしたうち、1つめはガイド2人は下ってきたけれど、も1つの全員担いだところは滝でした。まだ誰も下っていないそうです。
本日の核心部は、小歩危の曲がり戸と鮎戸の瀬を足したような長い瀬。
一部ポーテージして、まずガイド2人のデモ。どう見てもわたしならやられそうな落ち込みが少なくとも2カ所はあります。
出だし
中間部分
後半
ガイド達はさすが上手いこと下って行きました。
次はリフ。ガイド2人がスタート地点まで艇を担ぎ上げ、2人で受講生1人をエスコートする体制。さらに、受講生自身も陸でレスキュー体制をとります。わたしが中間地点に、アナが最後の横一線ホール地点に、ロープを持って構えます。
リフは、最初のドロップで沈。ここでもし脱したら、ガイドがレスキューして右岸に寄ってくるはずなので、わたしがロープを投げねば、と緊張。でも、すぐロール上がって漕ぎ続けて行きました。後半は見えませんでしたが、無事クリアしたようです。
続いて、わたしの番。ガイドが戻るのを待って、スタート。ああっと、わたしもリフと同じところで沈。やっぱヤラレた~。一発でロール上がって、”Right!Right!Right!!”の声に従って、右へ鬼漕ぎ。ラスト中央から左にかけては、横一線ホールが口を開けて待ってます。「右岸の壁にバウぶつけるつもりで突っ込んで!」のアドバイス通りにもろ壁に突っ込んで行ったら、カーブを曲がりきれず、壁に跳ね返される感じでスターンから落ちて行きました。すぐそばから「そのまま漕いで漕いで!」というヤコブの声が聞こえたので、後ろ向きのまま流れに乗ってリバース鬼漕ぎ。無事(?)、クリアできました。
そして、アナはリフとわたしの沈を見たからか、初めからそのつもりだったのか、ポーテージ。
この日はトータルで沈2、3回。そんなもんですんでよかった。かなり迫力あるDRでした。昨日までなんとか無事だったリフが、今日はロール上がらず2脱。ノルウェーの川はどこもレベルが高いようです。ハズレ無し。
終了後はベーカリーへ。
コーヒー飲んでドーナツ食べて、芝生でゴロゴロ。
日没が夜10時以降と日が長いので、夕方まで昼間のように明るいです。
そして、併設のアウトドアショップでまたまたショッピング。

「Kari Traa(カリトラ)が、ノルウェー発女性専用ブランドで、デザインも品質もいいよ。」と、リフとアナに勧められ、スキー、山用ウールインナー購入。
ノルウェーツアーレポート、いつも楽しく読ませてもらっています。文体と画像のテンポがピッタリで、瀬が近づくとまるで横で見ているような感じでドキドキしながら読み進んでいます。この先も早く読みたいですね。でも楽しみはとっておいた方がいいかな。
返信削除柿の種仙人さん、ありがとうございます。もう最終日になっちゃいますけど。雑誌原稿の締め切り催促が来て、吉野ツアーなどで頓挫してたブログ再開した次第です(^^;)
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